ThinkPad + Fedoraでサスペンドとハイバネーション
ThinkPad(X31)へFedora11,12,13と載せ変えてきて、ずっと解決していなかった問題がサスペンドとハイバネーションの問題。
シャットダウン時のダイアログもしくは、ショートカットキー(Fn+F4 / Fn+F12)でPCを休止状態にできるものの、復帰でコケる。何か動作しているようだが画面には何も出力されない。 なのでバッテリー駆動状態でおちおち放っておけなかったりするし、Windows時代にはハイバネーション機能をよく使っていたので不自由である。
今の今まで真面目に調べていなかったのだけど、少し調べてみたらそれらしい記事が見つかった。
David Wragg: Kernel Mode Setting for some ATI GPUs breaks suspend/resume
この記事ではThinkPad(T61)のRadeon GPUs問題に触れているが、X31のビデオチップもRadeon(ATI MOBILITY RADEON [AGP 4X])なので同様の問題なのかもしれない。
http://david.wragg.org/blog/2009/06/kernel-mode-setting-for-some-ati-gpus.html
The workaround is to disable KMS.
This can be done by adding the nomodeset option to the kernel command line in /boot/grub/grub.conf.
この問題の回避方法は、KMSを動かなくすること。 これは /boot/grub/grub.conf のkernel行に “nomodeset” を追加することで実現する。
早速、grub.confのkernel行に”nomodeset”を付与した。
kernel /vmlinuz-2.6.34.6-47.fc13.i686 ro root=/dev/mapper/vg_vamp-lv_root rd_LVM_LV=vg_vamp/lv_root rd_LVM_LV=vg_vamp/lv_swap rd_NO_LUKS rd_NO_MD rd_NO_DM LANG=ja_JP.UTF-8 KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rhgb quiet nomodeset
一度再起動してからサスペンドとハイバネーションを試してみる。
できた。
ただ、OS起動時と終了時には文字等が大きくなる(適切なビデオセッティングが成されない)のだが、ハイバネーションと引き換えならば甘んずる事にする。
もしかすると、kernel行へ更に何か設定すると解消されるのかもしれない。