VirtualBoxのフォルダ共有(Host:Linux / Guest:Windows)
Fedora12上のVirtualBoxで、WindowsXPをGuest OSにしている。
VirtualBoxの共有フォルダ機能で、Guest OS(つまり今回はWindows)からHost OSのフォルダを参照しようと思ったのだけどうまくいかない。「ネットワーク名が見つかりません」となってしまう。
解決に至るまでの過程は以下。
あらかじめ、Guest OSの設定画面でHost OS側で共有したいフォルダパスと共有名を設定しておく。
次に、Guest OS(Win)のコマンドプロンプトから、
net use x: \\vboxsvr\さっき設定した共有名
を実行する。
まず、ここでいくつか間違えていて、ドライブレター(上記でいうところのx)と設定パスとの間にスペースが必要なのだが、連続してタイプしていた事。もうひとつは、”vboxsvr”の部分にHost OSのホスト名を設定していたこと。”vboxsvr”は固定値なので、共有名だけ変えれば良かった。
ただ、これだけではまだ共有機能が使えない。「ネットワーク名が見つかりません」となってしまう。
改めて、VirtualBoxの共有フォルダの設定画面を見てみると、「Guest Additionsのインストールが必要」と書いてある。Guest Additionsをインストールすると、マウスの統合機能などが使えるようになるのだけど、共有機能の為にも必要らしい。
まだインストールしていなかったので、yumでインストール。
# yum install VirtualBox-OSE-guest
依存関係により、kmod-VirtualBox-OSEとkmod-VirtualBox-OSE(カーネルバージョン)がインストールされる。
なお、yumでrpmfusionのリポジトリが使えないとインストールできないはず。rpmfusionを登録しておくこと。
Guest Additionsをインストールしたら、Guest OSを起動して、メニューの『デバイス』→『Guest Additionsのインストール』を選択。すると、Windows上でインストールが実施されるので続行する。
以上で設定準備完了となる。再びnetコマンドによりフォルダをマウントする。
net use x: \\vboxsvr\設定した共有名
「コマンドは正常に終了しました」となればOKだ。
一度設定してしまえば、Guest OSを再起動してもマウントし続ける。