「LiveCDをWindows上で起動」の『MobaLiveCD』を試す
http://mobalivecd.mobatek.net/en/
『MobaLiveCD』は、Windows上でLinux LiveCDを動作させることができるツール。LiveCDのisoイメージさえあればokというお手軽さ。
「VMWareを使うまでもなく、LiveCDでいいからちょっとWindows上で動かしてみたい」
というちょっとニッチなニーズにマッチしている。
オフィシャルサイトでも
MobaLiveCD allows you to test your LiveCD with a single click
と言っていることから、あくまでテスト目的で。という感じ。オリジナルのLiveCDを作っている時の確認用とか、そういった類の用途に使う事を想定しているのかもしれない。
MobaLiveCDは、ダウンロードしたファイルを実行するといきなり起動する(MobaLiveCD自体のインストールは不要)。
インストール不要だって言ってるのに『Uninstall』ボタンがあるのは解せないかもしれないが、これは後述する。
MobaLiveCDの使い方は、『Run the LiveCD』ボタンを押下すると、isoイメージファイルを選択するダイアログボックスが表示される。ここでお気に入りのLinux LiveCD isoイメージファイルを選択すればOKだ。
isoイメージを選択すると、ハードディスクイメージを作成するかどうかを選択させられる。作らなくても良いが作っておくとLiveCD上での変更を保存できる(はず、未検証)。
もうひとつの使い方は、右クリックメニューを拡張するもの。
『Right-click menu』ボタンを押下すると、「MobaLiveCD was installed successfully!」というメッセージダイアログが表示される(OKしか押せないので黙って押下)。
これによりisoイメージファイルを右クリックした際に表示されるメニューに、「Test this with MobaLiveCD」という項目が表示される。それ選択すると動く。さっき言った『Uninstall』ボタンはこの拡張をアンインストールするためのもの。
Fedora9のLiveCDイメージで試したが、動作はかなり(どころでなく)重い。
「あれ?固まっ・・・いや動いてる!」
みたいな。この辺りはマシンスペックに左右される。
なお、実行中のウィンドウがマウスカーソルを握りっぱなし(マウスカーソルをウィンドウから外に出せない)になるが、慌てず騒がずタイトルバー記載(Press Ctrl-Alt to exit grab)のとおりCtrlキーとAltキーを同時に押下すれば外れる。とにかく落ちつこう。
参考
http://www.lifehacker.jp/2008/09/mobalivecdwindowslinux_live_cd.html