タ、タ、タ、タイピング!

ブームの火付け役である特打を初め、あしたのジョーや、北斗の拳などのキャラクタ物、そして「ブームに便乗して発売された物」など様々なソフトが市場に出回っている。そして、フリーやシェアウェアでも今まで以上にタイピングソフトが発表されてきた。

ゴルゴ13やガンダムのタイピングソフトが発売されたあたりで、

「これはもう、何でもアリだね。版権クリアして、ソフト作ればそれなりに売れちゃうよネ。」

などと考えていたのだが、キャラ選択に重要なポイントがある事に気づいた。ジョーやケンシロウ、デューク東郷、彼らは拳で打ったりライフルで撃ったりして活躍しているわけだが、これらタイピングソフトは、この「ウつ」というキャラクタの行為を、プレイヤーのキーを「打つ」という行為にダブらせているのだ。タイピングすることにより画面内の主人公をシミレーションしてるって事なんだよ!

だから、主人公が打ったり、撃ったり、討ったり、売ったりしないゲームはダメなんだよ!「タイピング コボちゃん」とか作っても全然ダメなんだ。断言するが。

そもそも、最近乱立しているタイピングソフトには本来の目的である「タッチタイピングの習得」を考慮しているものが少なすぎる。あるていどタッチタイピングできないと、まともに遊べないものまである。

私が学生時代に使っていたタイピングソフトは、意味の無い単語(海外のソフトなので出題内容も半角英数オンリー)をただひたすら打つというものだった。ホントにひたすらキーを叩いて、無味乾燥な結果(ミス率とか)を出力し、次回の練習の励みとする。

だけど、そのソフトで70時間(トータル利用時間が記録される)ぐらい練習したらタッチタイピングできるようになったので、これはとても優秀なソフトであると言えよう。というか、何の面白みもない拷問器具のようなソフトに70時間も費やした自分は異常と言えよう。

そして先日、あるPC雑誌の広告は私を驚愕、そして震撼させた!

恐怖タイピング新聞

「タイピング恐怖新聞」ではなく「恐怖」と「新聞」の間に「タイピング」を入れているのがミソなのだ。